加茂郡川辺町の瓦屋、昌建瓦工事店です。「瓦の家は夏に2階が涼しい」という話を聞いたことがある方は多いと思います。岐阜の夏は暑く、屋根は真上から日差しを浴びます。
屋根は家の中でいちばん日差しが当たる所
夏の昼、屋根の表面はとても熱くなります。壁は朝か夕方に日が当たるだけですが、屋根は朝から夕方まで日差しを浴び続けます。そのため、屋根の下の部屋、とくに2階の部屋は、屋根から伝わる熱で暑くなりやすくなります。夜になっても2階がなかなか涼しくならないのは、昼に屋根と天井裏にたまった熱が残っているためです。
瓦屋根が熱を伝えにくい2つの理由

1. 瓦そのものに厚みがある
瓦は粘土を焼いた焼き物で、1枚1枚に厚みがあります。厚みのある材料は、表面が熱くなっても、その熱が裏側まで届くのに時間がかかります。昼の強い日差しの熱が、瓦の裏へ伝わりきる前に日が傾くので、家の中へ入る熱が少なくなります。
2. 瓦と屋根の板のあいだに空気がある
瓦は屋根の板にぴったり貼り付いているのではなく、細い木に引っ掛けて並べています。そのため、瓦と屋根の板のあいだにすき間ができ、空気の層になります。空気は熱を伝えにくいので、瓦が熱くなっても、その熱が屋根の板まで届きにくくなります。波打った形の瓦は、とくにこのすき間が大きく取れます。また、温まった空気は軒先から棟(屋根のいちばん高い所)の方へ抜けていくので、熱がこもりにくい形になっています。
冬は暖かさを逃がしにくい
同じ仕組みは、冬にも働きます。瓦の厚みと空気の層があることで、家の中の暖かさが屋根から逃げにくくなります。瓦屋根が「夏涼しく、冬暖かい」と言われるのはこのためです。ただ、家の中の暖かさや涼しさは、屋根だけでなく、天井や壁の断熱材(熱を通しにくくする材料)や窓にも左右されます。屋根の働きは、その中の1つと考えてください。
涼しさを保つために見ておきたい所
瓦屋根の働きは、瓦がきちんと並んでいてこそ保たれます。次のような傷みがあると、雨漏りの心配だけでなく、屋根の下に湿気や熱がこもる原因にもなります。
- 瓦がずれていたり、割れていたりする
- 棟の漆喰(しっくい。棟の白い材料)がはがれて、中の土が流れ出ている
- 天井裏が、夏にとても蒸し暑い、カビのにおいがする
瓦のずれや割れは「瓦のずれや割れをそのままにするとどうなるか、台風や地震の後の確かめ方」、漆喰の傷みは「棟の漆喰がはがれてきた時の、直しどきの見分け方と工事の流れ」をご覧ください。
葺き替えの時も、瓦を選ぶ理由になります
葺き替え(瓦を全部はがして新しくする工事)の時に、屋根の材料を比べる方は多くいます。軽さや見た目のほかに、夏の暑さや雨の音もあわせて比べると、暮らしに合う屋根を選びやすくなります。ほかの屋根との違いは「瓦屋根とスレート屋根の違い(もつ年数、手入れ、雨の音)」をご覧ください。
ご相談
昌建瓦工事店では、いぶし瓦、陶器瓦、平板瓦を扱っています。今の屋根の傷みを見たうえで、直し方と瓦の種類をご提案します。
点検と見積もりは無料です。電話(0574-50-5135、8:00〜18:00、日曜休み)かLINEでご連絡ください。加茂郡川辺町から、美濃加茂市、可児市、関市、八百津町、七宗町、富加町など、車で1時間ほどの地域に伺います。
※見出しの写真はイメージです。実際の施工の写真ではありません。