加茂郡川辺町の瓦屋、昌建瓦工事店です。瓦屋根のいちばん高い所を「棟(むね)」と呼びます。棟は、のし瓦という平たい瓦を何段か積み、その上に丸い冠瓦(かんむりがわら)をのせて作ります。積んだ瓦の下には土が入っていて、土が雨にぬれないように、すき間を白い漆喰(しっくい。石灰を練って作る白い材料)でふさいでいます。この記事では、棟の漆喰が傷んだ時に見えるしるしと、直す工事の流れを書きます。
漆喰が傷んだ時のしるし
漆喰は、長い年月、雨と日光と風を受けるうちに、ひびが入り、はがれていきます。地上から見て、次のような様子があれば、漆喰が傷んでいます。
- 棟の白い線が途切れている、または黒ずんで見える
- 庭や雨どいに、白い塊や、こぼれた土が落ちている
- 棟の瓦が波打っている、または傾いて見える

漆喰がはがれると、中の土に雨が当たり、土が流れ出します。土が減ると棟の瓦を支えられなくなり、瓦がずれたり、強い風で落ちたりします。
漆喰の詰め直しで済む場合と、棟の積み直しが要る場合
漆喰だけが傷んでいて、棟の瓦がまっすぐ並んでいれば、古い漆喰を取って新しい漆喰を詰め直す工事で済みます。棟の瓦がずれていたり、中の土が流れてしまっていたりする時は、棟の瓦をいったん下ろして積み直します。どちらの工事が要るかは、屋根に上って棟の状態を見てから決めます。
漆喰を詰め直す工事の流れ
- 古い漆喰を取り除きます。ひびの入った漆喰の上から新しい漆喰を塗ると、すぐにはがれるので、傷んだ部分は取ってから塗ります。
- 漆喰の下の土の状態を確かめます。
- 新しい漆喰を、瓦と瓦のすき間に押し込むように詰めます。
- 表面をこて(左官の道具)でならして仕上げます。

棟を積み直した例
いぶし瓦(銀色がかった灰色の、昔からある日本の瓦)の家で、棟の漆喰が古くなり、のし瓦がずれていました。古い漆喰を取り除き、瓦を銅線で留め直して、棟を積み直しました。


棟の漆喰が気になったらご相談ください
昌建瓦工事店の社長は、19歳から瓦の工事を続けている一級かわらぶき技能士です。調査と見積もりは無料で、早ければご相談の当日にうかがいます。電話(0574-50-5135、8:00〜18:00、日曜休み)か LINE でご連絡ください。
加茂郡川辺町から、美濃加茂市、可児市、関市、八百津町、七宗町、富加町など、車で1時間ほどの地域にうかがいます。