加茂郡川辺町の瓦屋、昌建瓦工事店です。地震のニュースを見て「うちの瓦屋根は重くて心配」と相談される方がいます。屋根を軽くしたいと思った時、瓦をやめるしかないと考える方もいますが、瓦屋根のままで軽くする方法があります。
古い瓦屋根の重さは、土から来ている

昭和の中ごろまでに建った家の瓦屋根には、瓦の下に土を敷き詰めて、その上に瓦を並べたものが多くあります。この葺き方を「土葺き(つちぶき)」と呼びます。土は、瓦を置く台になり、瓦どうしのすき間を埋めていました。この土の層が、屋根の重さの多くを占めています。瓦そのものより、土のほうが重いこともあります。
今の瓦屋根は、屋根の板の上に防水のシートを張り、その上に細い木(桟木、さんぎ)を横に並べて、瓦の裏の爪を引っ掛けて釘で留めます。この葺き方を「引っ掛け桟葺き(ひっかけさんぶき)」と呼びます。土を使わないので、同じ瓦でも、屋根の重さはずっと軽くなります。
葺き替えで変わること
土葺きの屋根を葺き替える時は、古い瓦と一緒に、下の土をすべて下ろします。そのうえで、防水のシートを張り、細い木を並べて、新しい瓦を引っ掛けて留めます。
- 土がなくなるぶん、屋根が軽くなる
- 瓦を1枚ずつ釘で留めるので、地震や強い風でずれにくくなる
- 防水のシートが新しくなり、雨漏りの心配が減る
- 新しい瓦も、昔の瓦より軽く作られているものが多い
今の屋根が土葺きかどうか
下から見ただけでは分かりにくいのですが、次のような家は、土葺きのことが多くあります。
- 昭和の中ごろまでに建った家
- 雨どいに、茶色い土がよくたまる
- 瓦がずれた所から、土が見えている
点検の時に、ずれた瓦の下や棟(屋根のいちばん高い所)のまわりを見ると、土葺きかどうかが分かります。
考えておきたいこと
土を下ろす葺き替えは、土の運び出しと処分の手間がかかるので、瓦だけを替える工事より手間が大きくなります。また、屋根の重さだけで家の地震への強さが決まるわけではありません。柱や壁の量、家の傷み具合も関わります。家全体の地震への備えは、建築の専門家にも相談してください。瓦屋根でできることは「地震が心配な瓦屋根でできること」をご覧ください。
部分の修理で済む時もあります
屋根全体の葺き替えまでは考えていない時は、傷んだ所だけを直す方法もあります。どちらにするかの考え方は「葺き替えと部分修理、どちらにするかの決め方」をご覧ください。
ご相談
昌建瓦工事店では、屋根を見て、土葺きかどうか、土を下ろす葺き替えが向いているかをお伝えします。
点検と見積もりは無料です。電話(0574-50-5135、8:00〜18:00、日曜休み)かLINEでご連絡ください。加茂郡川辺町から、美濃加茂市、可児市、関市、八百津町、七宗町、富加町など、車で1時間ほどの地域に伺います。
※見出しの写真はイメージです。実際の施工の写真ではありません。