加茂郡川辺町の瓦屋、昌建瓦工事店です。瓦屋根というと瓦に目が行きますが、雨を最後に止めているのは、瓦の下にある防水のシートです。そのシートを支えているのが屋根の板です。
瓦屋根の重なり

瓦屋根は、上から順に、瓦、瓦を引っ掛ける細い木(桟木、さんぎ)、防水のシート、屋根の板(野地板、のじいた)、屋根の板を支える木(垂木、たるき)が重なってできています。古い家では、細い木の代わりに土を敷いて、その上に瓦を並べていることもあります。
防水のシートは何年もつか
瓦は雨のほとんどを流しますが、強い風を伴う雨では、瓦のすき間から少しずつ水が入ります。その水を止めて、軒先へ流すのが防水のシートです。シートの材料は家の建った年代で違い、古い家ほど紙に近い材料や薄い材料が使われています。年数がたつと、硬くなって割れたり、釘の穴から破れたりします。瓦よりもずっと早く傷むので、瓦はまだ使えるのに、シートだけが傷んでいる屋根が多くあります。
屋根の板は何年もつか
屋根の板は、乾いていれば長くもちます。傷むのは、シートが破れて水が届いた時です。湿った状態が続くと、板が黒く腐り、踏むとたわむようになります。古い家では、薄い板を並べたものや、合板(薄い板を貼り合わせた板)が使われています。合板は水を吸うと層がはがれやすい性質があります。
葺き替えの時に替えるもの
葺き替えでは、瓦をすべてはがした後、屋根の板の状態を見て、替える範囲を決めます。
- 防水のシートは、すべて新しくします。今のシートは、昔のものより破れにくく、長くもつ材料が使われています
- 屋根の板は、傷みが少なければ、上から新しい板を重ねて張ります。腐っている所は、はがして替えます
- 瓦を引っ掛ける細い木も新しくします
- 瓦は、新しい瓦にします。古い瓦がまだ使える時は、洗って並べ直す「葺き直し」を選ぶこともできます
葺き直しの考え方は「葺き替えと部分修理、どちらにするかの決め方」をご覧ください。
シートの傷みに気づく合図
シートは瓦の下にあるので、家の方からは見えません。気づくきっかけは、強い雨の後に天井にしみが出る、天井裏の板に黒いしみがある、といった家の中の合図です。瓦がきれいに並んでいても、雨漏りがあればシートの傷みを疑います。天井のしみの見分け方は「天井のしみが屋根からの雨漏りかどうか、屋根屋に見てもらう目安」をご覧ください。
ご相談
昌建瓦工事店では、点検の時に、のぞける家では天井裏も見て、シートと板の傷み具合をお伝えします。点検と見積もりは無料です。電話(0574-50-5135、8:00〜18:00、日曜休み)かLINEでご連絡ください。加茂郡川辺町から、美濃加茂市、可児市、関市、八百津町、七宗町、富加町など、車で1時間ほどの地域に伺います。
※見出しの写真はイメージです。実際の施工の写真ではありません。